【1日目】生活保護のキモオタがホストをやってみたら、とんでもない洗練を受けることになりました…

【1日目】生活保護のキモオタがホストをやってみたら、とんでもない洗練を受けることになりました…

レイジです。

以前の記事を見てない方はこちらを最初に見ていただけると嬉しいです。

 

先日、ホストをやってきました。

キモオタ陰キャラチー牛の初めてのホスト体験ということで、様々な危機が予測されていたのですが、予想通りホストは僕が知らない全くの別世界でした。

では早速、ホスト1日目の体験談を書いていこうと思います。

仕事前

なんで仕事前のことを書くんだよって言われそうですが、ホストは仕事前にもやることがあります。

そう、身なりを整えなければいけないのです。

そのため、マジでやりたくもないのに髪を整えたり軽いメイクをしたりしました。めっちゃ金かかって痛かったけど髪も染めました。

しばらくして、荷物も整え身なりも整え、これで万全かと思われますが、まだ油断は禁物です。

と言うのも、僕は社会不適合者必須スキルである遅刻魔の能力を兼ね備えているからです。

家を出たのは出勤30分前です。僕の家は歌舞伎町の比較的近くにあるので結構遅く出ても間に合います。

いざ玄関を出ると、僕のこれからの未来を予想するかの如く土砂降りだったので、傘を差して電車と徒歩で向かいました。

そしてどうなったのかと言うと…数分ほど遅刻しました^^;

初めての入店

僕の店の出勤時間は19時30分です。そこから数十分後の営業開始の時間に向けて各々準備を進めていきます。

この準備時間に結構ゆとりがあり、僕が歌舞伎町に慣れていないと言うこともあったため、数分の遅刻も余裕で許されました。というか誰も気にしていない感じでした。

店に入ってみて思ったことは、店内がめっちゃ豪華。そして、イケメンしかいないことです。

これは主観的に見ても客観的に見てもマジでイケメンだと思ってて、例えるならクラスで一番カッコいい男子の更にワンランク上を集めたような感じです。

しかもそのイケメン集団が角に集まっているわけです。いつもオタク同士でしか集まっていない僕からしたらそれはもう物凄い光景でした。


 

自己紹介

そんなイケメン軍団の中に、一人明らかに浮いているキモオタの僕は、死地に出向くような心意気で自己紹介に向かいます。

自己紹介の内容ですが、これは「名前、年齢、出身地、好きな女性、好きな体位、意気込み」を述べることになっていました。

まず名前ですが、これは源氏名である「有栖川玲史(ありすがわれいじ)」と言うものを使いました。

続いて、年齢、出身地の紹介を特に捻りもなく終えます。

ここからは内面的な自己紹介になってきており、最初の関門が好きな女性です。僕は

 

芦田愛菜さんのような知的なタイプの方が好みです!

 

と正直に答えました。

そう言うと先輩が

 

え!?ロリ◯ン!?

 

と言ってきて、僕も「ファ!?」となってしまいました・。・;まぁ当たってるんだけど

まぁ言ってしまえば陽キャラムーブだったぽいのですが、陰キャラの僕はついていけず「なわけないじゃないですか〜w」みたいなことを引き攣った顔で話していた気がします。

続いて好きな体位ですが、これはよくわかんなかったので

 

愛を感じられそうなので正常位ですかね〜

 

と言っておきました。つまりDTがあることを白状したわけですが、これに関しては盛り上がると言うよりも

 

マジか〜!あはは〜…(DTなのにホストって大丈夫なのか…)

みたいな雰囲気の方が強かったです。いや、経験済み前提な方がおかしいですからね。

あとは最後の意気込みですが

 

真面目気味な自分を変えたいと思ってホストになりました!精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!

 

と答えました。

あとは雑談タイムみたいな感じで「前までは何やってたの〜」とか聞かれて「家庭教師です〜」みたいなことを話してた気がします。

 

家庭教師をやってたと言ったら「やっぱりロリ◯ンじゃん!」と言われてもしかしてマジで雰囲気か何かで性癖バレてんのかなとか思って警戒しちゃいました。。。誤解のないように言っておくと僕の場合二次元ですからね((((;゚Д゚)))))))

仕事内容

初日ですので、主にテーブルのセッティング、酒の調達のような雑用を任せられます。

見て覚えろ系だったら辛いな〜と思っていたのですが、夜の世界とは思えないくらいしっかり指導してくれたため非常に助かりました。

また、指導の際に言ってはいけない禁止ワード(ホスト用語)も教えられました。これがとんでもなく多いです。

意外だったのが、お客さまに対して「仕事は何をしているのか」「休日は何をしているのか」とかを不用意に聞いてはいけないと言うことなんですよね。

なんでも、ホストに通う客には水商売に関わっている割合が非常に多いとのこと。

言われてみれば、自分から「水商売やってます!」と言いたくないor言えない人もいますよね…

その後も、席について客と話すことはほとんどなく、棒立ち、雑用で終わりました。

正確には、席についてもノリについていけることがなく気を遣われて引き離されたって感じでしょうか。

だって、下ネタがガンガン飛び交いますし謎のコールあるし先輩がどんな人間なのかわからないしって感じで…

他のとこのホストクラブは知りませんが、僕のとこは2vs2で先輩とタッグを組む感じなので、初対面の陽キャラ&陰キャラコンビとなりマジで地獄でした…

 

No.4の先輩に好きなアニメを聞かれた時に「おねがいマイメロディです」と答えたらドン引きされました…

辛かったこと、気づいたこと

マスクはつけない

噂には聞いていましたが、僕がいたホストクラブはマスクはつけない方針でした。

僕はチー牛な上に歯並びが悪いので、マスクがあった方が圧倒的にマシに見えます。

そのためマスクをつけていたかったのですが

 

ここではマスクは付けないで。顔や歯並びとかどうでもいいから。笑顔が伝わらないとダメだから。

 

みたいなことを言われたので外しました。でもこれがきっかけでマスク無しで人と喋るのも慣れてきた気がします。後々考えるとこれはむしろプラスですね。

思ったより先輩が優しい

水商売の世界って素人からしたらめっちゃ怖いイメージあるんですよね。ヤクザ、法律違反は当たり前、みたいな。

しかし、実際に話してみるとイジメがあるような気配もなく、それぞれが一生懸命仕事に打ち込んでいると言う感じでした。

特に、こちらの先輩は見た目は奇抜ですがかなり手厚くアドバイスしてくれました。ネットに載ってた画像なので多分載せても大丈夫なはず…(問題あったら消します)


 

↑これでも3ヶ月やって指名0らしい。人気出そうなのに…

 


音楽がうるさい

ホストクラブでは音楽がバカみたいに流れています。そのため人の声が非常に聞き取り図らく、APDの傾向がある僕としてはかなり大変でした。

また、APD云々が関係ないほど、ライブ会場かってくらい音楽が響く場面もあり、その時に客と対面した時は話しも出来ないのでマジで地獄でした。

APD(Auditory Processing Disorder)とは聴覚情報処理障害のことです。 初めて聞く方も多いと思います。 具体的には「聴覚検査で異常がないにも関わらず、聞き取り困難を有する障害」ですが、障害でなく症状と言われることもあります。

知られていないAPD

美人が多すぎる

これは客観的に見て、容姿端麗な客が非常に多い感じでした。

日常生活では女性と話す機会もなく、学校生活では女子からゴミのような扱いを受けていた僕としてはとても新鮮な感覚でした。

美人が多い理由としては、やはり水商売業界の方が多く訪れる(水商売は顔が大事)のと、推しに注目してもらうためにビジュアルを盛っているのでしょう。

一応言っておくと、僕は美人を前にするとあがってしまうと言うわけではなくて、自分と中身が違うタイプの人間、つまり相手が陽キャラであると感じてしまうと、めっちゃヘコヘコ陰キャになってしまいます。

でも、そんなの関係なしにビジュアルを重視する客だとマジでጎンቻを見るような目を向けられるので辛かったです˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚

酒を沢山飲まされる

今のホストは酒を飲まなくていい、なんてことが言われますが、売れたいなら嫌でも酒を飲む必要があります。

と言うのも、ホストは酒を頼んでもらうとお金が入るシステムであり、その酒は客と自分で飲むことになるからです。

でも新人なら…と思いたいところですが、新人も新人でトークもできない上に酒も飲めないつまらない奴というレッテルを貼られてしまうため避けては通れない道と言えるでしょう。

 

仕事終了

退勤時間は1時です。

今まで体験したことのない空気に揉まれながらも、なんとか無事1日目の仕事を終えました。

仕事が終わったあとはどこにでもありそうな仕事終わりの職場って雰囲気で、僕はこの雰囲気が大の苦手なのでさっさと帰りました。帰る際、先ほど上の画像であげたピンク髪の先輩が一緒についてきてくれました。

その時に様々な話をしたのですが、一番心に残っているのは

 

ホストは罪悪感が付きまとう。俺も君みたいなタイプだからわかるよ。その罪悪感にどう見切りをつけるかが大事。

 

見たいなことを言ってました。

大雑把な言い方をしてしまえば、ホストという職業は女性に夢を見せて、依存させてお金をいただく仕事です。

さじ加減によっては良い娯楽となりますが、あまりにも度が過ぎるとそれはもはや仕事ではなく、ただの搾取となってしまうことでしょう。なんたって定価10倍の世界ですからね…

帰宅

なんやかんやで帰宅すると、久しぶりの仕事による疲れがどっと出てきました。

しかし、僕はやると決めたことは本気でやるタイプですので、仕事終わりもずっとトークやホスト関連の勉強をしていました。

とてもじゃないですが、動画編集やブログ執筆なんて出来ませんでした。それほど、働くと言うのは時間も労力も割くのだなと改めて実感したのでした…

まとめ

以上、ホスト1日目の話でした。

やはり、入る世界を間違えた感がやばかったですね。なんせ、学校でぼっちやってた陰キャラが陽キャのトップと絡むわけですから辛くないわけありません。

この記事も、苦い記憶を噛み締めながら書いています。

しかし僕もブロガーの端くれ。ホスト体験を書いている方は少ないため、書けるだけのことは書きます。

最後に一つ。「ホストになりたいけど不安でこのブログに辿り着いた」と言う方。かなりの確率でホストに向いてないのでお勧めしません。理由はまた後ほど…

ここまで読んでいただきありがとうございました。

続きはこちらです。