ホームレス状態から生活保護を受ける際、ホテル暮らしをする方法【リスナーさん提供】

ホームレス状態から生活保護を受ける際、ホテル暮らしをする方法【リスナーさん提供】

レイジです。

いきなりですが、生活保護は住居がなくとも申請できることをご存知でしょうか。

これは、家出少年(少女)やホームレスの方のような、住所不定の方を救うため、このようなルールになっているのです。

そもそも、生活保護を受けるまでに追い詰められている方というのは、家を持っていないこともチラホラとあるものなのです。

さて、そんなホームレス状態の方でも生活保護を申請できるわけですが、生活保護というものは原則住居がないと支給できません。路上生活で生活保護費を貰うのは、保護された状態とは言い難いからです。

では、住所不定の方が生活保護を申請するとどうなるのでしょうか。

僕の場合は、NPOに頼ってシェアハウスを提供してもらい、生活保護を申請しました。

 

しかしです、シェアハウスに入ってみると、そこは劣悪な環境で、命の危険を感じるレベルの場所でした。

結局のところ、シェアハウスは早々に脱出して、別の住居へと引っ越したわけです。

こんなことをするくらいだったら、最初から良い家に住みたいですよね。

そのためには、すぐに住居、つまるところ家を与えられてはいけません。貧困ビジネスの餌食になる可能性も高いです。

結果的に、選択肢は二つに絞られます。

無料低額宿泊所に入るか、ホテルorネカフェ暮らしのお金を役所から出してもらうか、です。

まず、無料低額宿泊所というのは、市町村及び社会福祉法人が提供しているホームレス向けの宿泊所のことです。

詳しいことはこちらを参照していただきたいのですが、この無料低額宿泊所。改め、無低ですが…

入ることはマジでお勧めしません。

なぜなら、環境が劣悪なことで有名だからです。

小さい部屋に複数人で暮らすことを強要されたり、保護費のピンハネをされたりと、良いことがとにかくありません。

そのため、選択肢は必然的にホテルorネカフェでの生活を役所に認めてもらうこととなります。

しかし、僕のブログは実体験を売りにしており、僕はホテル暮らしなんてしたことはありません。

なので今回は、ホームレス状態からホテルを介して生活保護を受けた未成年者、リスナーのSさんに話を伺い、その情報を元に書いていきたいと思います。信用できるリスナーさんなので安心です。

前置きが長くなりましたが、早速その方法を解説していきたいと思います。

(3)一時的な居所の確保が緊急的に必要な場合の支援について 各実施機関においては、失業等により居所のない者から生活保護の相談・申請があり、一時的な居所を緊急的に紹介する必要がある場合に備え、近隣の安価な民間宿泊 所、ビジネスホテル、カプセルホテル等の情報を収集されたい。
生活保護申請者が、やむを得ず一時的に上記の民間宿泊所等を利用し、生活保護が 開始された場合は、その後に移った一般住宅等の家賃に要する住宅扶助費とは別に、 日割り等により計算された必要最小限度の一時的な宿泊料等について、保護の基準別 表第3の2の厚生労働大臣が別に定める額の範囲内で支給して差し支えないこととす る。

厚生労働省

生活保護でホテル暮らしをする方法

ホテル暮らしをしながら生活保護を受給する方法ですが、これはやり方として書き起こせば至って簡単です。

まず、生活保護の受給条件を満たしてください。

と言っても、お金を通帳と現金、併せて70000円以下にしておけば問題ありません。正確には最低生活費以下ですが、70000円以下と覚えておけばOKです。

次に、役所に行って生活保護を申請したい旨を伝えます。

ここでポイントですが、自治体によってはホテル暮らしを認めないところもあります。都内なら認めてもらえやすいとの情報が出ていますが、実際のところどうかはわかりません。そんな場合は自治体を変えるのも一つの手かもです。

さて、生活保護を申請する際に「住居」に関する話を必ず持ちかけられると思いますが、その時に必ずと言っていいほど無料低額宿泊所を勧められるはずです。

「わかりました!」と言ってしまうとあっさり無低送りにされてしまうため、なにか無低にはいけない理由をあげましょう。

例えば「集団生活をすると精神状況が悪化する」「人と関わると死にたくなる」など、なんでもいいです。

嘘つくの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、精神状況が悪化するのはマジなので、嘘ではないですし、人によっては死にたくなるのも事実です。。

上手く無低を避けたら、なんとかホテル(もしくはネカフェ)暮らしをしたいことを伝えてください。自治体によってはあっさりOKしてくれるはずです。

ただ、もちろん「ホテルとか無理に決まってるだろ…」と言われる場合もあります。そんな時は自治体を変えたり、NPOに頼るのがお勧めです。つまるところ、運ゲーというわけですね。

上手くいけば、役所とホテルが提携をとり、ホテル暮らしがスタートし、そこでじっくり物件を探して新生活をスタートすることができます。

これは、生活保護受給の黄金ルートと言っても過言ではないでしょう。

 

Sさんの場合

さて、大っぴらなやり方を話しても、実体験には叶わないものです。

というわけで、未成年の身でありながら、ホームレス状態から生活保護を受け、今現在ホテル暮らしをしているSさんの体験談を書いていこうと思います。

Sさんが生活保護を受けた理由

まず、Sさんが生活保護を受けた理由ですが、これは端的に言ってしまえば家出です。

実家暮らしから家出をして生活保護なので、ここの点までは僕と一緒ですね。

少し違う点としては、生活保護を受ける直前まで大学に通っていたことでしょうか。大学生は生活保護を受けることができないっていうルール、酷ですよね〜。

荷物、手持ち金

Sさんが家出をした時の荷物と手持ち金です。

手持ち金:7000円

荷物:夏服4枚、下着4着、上着2枚、ジーパン2枚、ジャケット2枚、ベルト、靴二足、サンダル一足、スマホ、浄水器

本当に最低限のものしか持っていないことがわかります。浄水器を持っているのはガチでサバイバルをやることなった時用らしいです。用意周到とはまさにこのことです。

場所

場所は東京です。実家から都内まで家出ってことですね。

東京は生活保護を受けるのに最も適している場所なので、この記事を読んでいるみなさんにもお勧めできます。僕のおすすめは練馬区、板橋区、江戸川区です。

ホテル暮らしに至るまで

ここからはSさんがホテル暮らしに至るまでのストーリーを書いていきたいと思います。

家出をして東京に着いたSさんは、公園にてNPOに会ったそうです。どうやら、Sさんは事前調査でこの公園でNPOが社会活動をしていることを知っていたのだとか。

NPOと話をし、情報と協力を得たSさんは、生活保護の申請へと向かいます。

この時、Sさんは単独で生活保護の申請に行ったそうです。というのも、Sさんは未成年でありながら中学時代から生活保護について三年ほど勉強してきたという、おそらく僕よりも生活保護に詳しいであろうお方なのです。

役所で生活保護の申請をして、状況を伝えると、最初は無料低額宿泊所を勧められたらしいです。

しかし、知識があったSさんは、ここで「集団生活が苦手であること」「体質的に集団生活をすると衛生面に問題が出ること」を伝え、無事ホテルへ。

申請は単独でしたが、このホテルの確保にはNPOの協力も絡んでいたそうです。

驚くべきことに、Sさんは東京へきて二日目からホテル生活がスタートしました。優秀すぎます。

ホテルのお金はもちろん役所負担で、ホテルにはホテル代の代わりに役所から貰った封筒を渡せばOKだったようです。

ホテルの中は一泊3000〜4000円ほどと思われるコンパクトなビジネスホテルで、三点ユニットバス、電子レンジ、冷蔵庫、衛生用品などが用意してあるそう。よくあるビジネスホテルって感じですね。

保護費が振り込まれるまでの食費に関しては、一日1000円がNPOから支給され、それで過ごしているそうです。

そして2週間が経ち、無事に生活保護の受給が決定しました。

今はホテル暮らしを始めて17日ほどで、ご自身で物件探しをしているそうです。

Sさんは優秀な方のため、物件探しも話を聞いてる感じバッチリでした。この調子だと早々に良物件を確保し、新生活をスタートすることでしょう。

終わりに

以上、生活保護でホテル暮らしをする方法でした。

ホテル暮らしであれば物件を探す時間も取れますし、もう最高ですね。

にしても、マジでSさん優秀ですよね。未成年とはとても思えません。

なぜSさんがここまで優秀なのか聞いてみたのですが、義務教育を放棄し、不安感を拭うためにひたすら自分で勉強をするような、一風変わったお方だったようです。

僕もホテル暮らしから生活保護を受けられれば良かったんですが、こんな知識量ありませんでしたからね。お見それします・。・;

最後に、Sさんと通話中に出てきた興味深い話を一つしようと思います。これは、Sさんがブログに書き留めるよう、お願いしてきたものでもあるのですが…

それは「若い人ほど生活保護を受けるべき」という話です。

生活保護を受ければ、失敗をしても立ち直ることができます。時間も大量にあります。たくさん挑戦して、失敗して、勉強して…

周りが社会の歯車に縛られている中、自分はひたすら強くなれる。失敗も恐れなくていいから挑戦もし放題。

そして、今の社会は若者が搾取されている状況にあります。下手に働くよか、生活保護の方がお得なんてことがザラにあります。

こんな環境だからこそ、若者こそ生活保護を受けた方が良いわけです。

そして、自分がある程度成長してきたら、一人の人間として仕事を見つければ良いのです。

生活保護では勉強する時間が取れるわけなので、能力だけではなく心を磨くことによって、もしかしたら、パートナーも出来るかもしれません。

というわけで、Sさん、貴重なお話ありがとうございました。そのうち一緒にカラオケでも行きましょう。プリパラ知ってるリスナーさんとかマジで希少種ですからめっちゃ楽しみです^^v

ここまで読んでいただきありがとうございました。

↑神曲。一緒にこれ歌ってくれる方募集してます˚‧º·(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ )‧º·˚