【後編】生活保護の不細工貧乏陰キャラキモオタ弱者男性に彼女ができた件

レイジです。
今回の記事は前回の続きです。まだ見てない方はこちらを先にご覧ください。
さて、二日目も一日目に引き続きデートとなります。
先日帰宅したのちにLINEで話し合った(というか彼女がほぼ全部決めた)結果、プラネタリウムを見に行くことになりました。
プラネタリウムなんて、そんな陽キャラ御用達イベント、果たして僕が行ってもいいのでしょうか?
しかし、僕はマジで金がありません。そんな僕を気遣ってコスパが良いプラネタリウムを選んでくれたようです。
果たして陰キャラキモータである僕は、一日目の反省点を活かし、人間らしいデートができるのでしょうか?
デート(二日目)
起床
彼女の家が若干遠いので、駅で別れたのち近くのネカフェに泊まっていたわけですが、あんまりダラダラするとただでさえないお金が減ってしまい大変なので、9時にはネカフェを出ました。
出発前にLINEで少しばかり連絡を取っていたのですが、今まではお互い気を遣って文章でのやりとりではペコペコしていたのですが、昨日の時点で本性がバレてしまって僕の方が劣勢になってしまいました…
ちなみに服装はまさかのアニオタTシャツです。ちょうどこれしかなかったので。中学生感が半端ない。
集合
とある駅前で12時に集合することになりました。
ここでも先日同様僕は遅刻することなく、それどころか一時間以上早く駅付近に来ていました。偉すぎる…
11時ちょっと前、適当に付近の広場でスマホをポチポチし時間を潰していると、彼女から連絡が…
待ち合わせ時間、一時間間違えた…笑
なんてことでしょうか。集合時間を決めたのは彼女です。こんなの自分で仕掛けたトラップに引っかかるようなものです。
ただ、僕もそこそこ暇だったので、予定より一時間ほど早めに集合することにしました。
サイゼリヤ
集合したら、昼食を食べにサイゼリヤに向かうこととなりました。(これも彼女が決めた)
記憶が確かであれば、僕は今まで一度しかサイゼリヤに行ってないはずです。
そのため、サイゼリヤがどのような店か掴めていなく、陽キャラの店だと思い込み若干警戒していました。
このサイゼリヤに行く時なんですが、彼女は日傘を差しながら歩いていました。
しかしいきなり
あれ!?ちょっと待って!?あ…傘あった…
???????
何が起こったのか、全く意味がわからなかったので聞いてみました。
傘って、差してると若干視界に入ってきますよね。
どうやら彼女は日傘を差してる最中に「視界から日傘が消えた」ために「傘がなくなった」と思ったようです。
これはヤバすぎますね…下手したら僕なんかより断然頭がおかしい可能性があります。
サイゼリヤに入ったら、金がない僕はコスパが良いミラノ風ドリアを頼みました。流石に何度も奢ってもらうわけにはいきませんからね。
彼女は確か、野菜やエビを頼んでいた気がします。美味しい美味しい言いながら食べてて、なんか萌えましたね。野菜取り分けてもらったのも何気に嬉しかったです。
プラネタリウム
さて、サイゼで陽キャの気分を体験した後はさらなる陽キャの地、プラネタリウムへ…
その前に、プラネタリウムまでに時間があるので展示場を周りました。ここも全然お金がかからないんですよね。
この時も彼女に手を繋いでもらったのですが、この時も完全に陰キャラでした。マジで喋れなくなっちゃいます。
でも、別に喋んなくても自分は良いんですよね。なんというか、時間の共有というか、人の温もりを感じるだけで満足というか…
この時彼女が
お金がかかんないこんな良いプランを考えるって私って天才でしょ!
的なことを言っていましたが、マジで天才だと思いましたね。
手を繋ぎながら展示場を見てまわりましたが、なかなか興味深いものが多かったです。特に鉱石、宝石系は見てて楽しかったですね。無駄に知的好奇心が豊富なので^^;

ある程度見て回ったら、今度はメインイベントのプラネタリウムとなります。
プラネタリウムは想像より人が多く、映画館とはまた違った開放感がありました。
プラネタリウムが始まる時も、手は繋ぎっぱなしです。この状態がマジで幸せで、幸せでした。
プラネタリウムって、上を見上げながら解説を聞いてゆったりって感じなんですが、この空間に好きな人と一緒にいれるのが幸せだな〜って。これを言うとアレかもですが、正直解説とか星とかほぼどうでもよくて、ただ彼女の手の温もりを感じていられるのが幸せっていうか…わかりますかね…
あっ!すみません、僕の読者層の9割を占める陰キャラぼっちの皆さんにはわからない話でしたね^^;
冗談はさておき、マジで幸せだったことは確かです。。。。心地良すぎて眠っちゃいそうでした。。。
プラネタリウムを見た後は展示場のまだ見ていなかった場所を適当にブラブラ。この際に特定の日数を打ち込み星座を確認する展示物があり、その際に彼女と僕の誕生日を入力したのですが、出来る男の僕はしっかりと彼女の誕生日を記憶しました🤓
カラオケ
展示場を出たのは16時頃です。帰る時間は22時を予定していたので、まだまだ時間はあります。
特に行く当てもないので、カラオケに行くことにしました。
このカラオケに行く時も彼女の優しいな〜っていうポイントがあって、手を繋ぐために日傘を差さないでくれたのがチョロオタクにとっては大ダメージでした。。。
ただ、カラオケは無駄に料金が高く、貧乏人の僕にはキツかったので昼料金の時間帯が適用される1時間ちょっとしか利用することができませんでした。
それでもやっぱり、どんなに短い時間であろうと、好きな人とやるカラオケは最高でした。
カラオケで人と歌うときに、異様に上手い下手とか気にする人っているじゃないですか。確かに、点数を競い合ったりするのならそのほうが楽しいのかもしれませんが、単純に時間の共有という意味では全くそんなの気にしなくて良いと思うんですよね。
あとですね、カラオケで時間が十数分ほど余ったんですけど、その時に!
残りの時間、撫でてあげる!
と言われたんです!キタ━(゚∀゚)━!
そこからは先日のように
ンハァ…サイコウ…シアワセ…
みたいなクッソ情けなくて気持ち悪い声を、彼女の太ももに顔を埋めて出していました。。。あのまま永眠できればどれほど幸せなことか。。。
でも幸せな時間には終わりが来るんですよね…忌々しい5分前コールが鳴ってしまい至福のひとときは終わってしまいました…
しかし!部屋を出る前!彼女が!
はい!抱きしめてあげる!
と言ってくれたんです!うおおおおおおおおおおおお!!!!( ^ω^ 三 ^ω^ )
そこからは皆さんお察しの通り、クッソ情けない声を出してました…でもマジで幸せなんです…なんたって幸せすぎて声が漏れるんですから…
散歩
カラオケを出た時間は18時頃、22時までは時間がありますが、とりあえず手を繋いでひたすら歩くことになりました。
この時、彼女が手の繋ぎ方を変えてくれたり、腕組みしてくれたり、マジで最高でした。この優しさがたまんないです。腕組みに至ってはあの程よい密着感みたいなのがほんと好きで、いや全部好きなんですけどね。
どんな繋ぎ方が良い?
みたいなことを聞かれたんですけど、選べるわけありません。どれも最高。
ある程度歩いた後は適当に座れそうな場所を見つけて、そこでゆったりしていました。タピオカを少し飲ませて貰ったりもして美味しかったです。途中でガンギマリみたいな人に絡まれたりも^^;
あとは本当にずっと座って何時間もくっついてるだけです。特段おしゃべりとかするわけではなくて、ただお互いくっついているだけ。
彼女は優しいので寄りかかってくれたり、寄りかからせてくれたりしましたが、本当にくっついてるだけで幸せで、もう他には何もいらないって感じでした。
帰る時間が刻々と迫ります。出来ることならずっと一緒にいたいのに。この優しさから離れたくありませんでした。
最後のお別れの時、自分はなかなか別れることができなかったのですが、彼女が抱きしめてくれて
ハァ…スキィ…スキィ…イマオレメッチャキモチワルイカモ…デモスキィ…
みたいな感じで、またまためっちゃ情けなくて気持ち悪い声を出してしまいました…;。;
でも、帰ってる最中はとても幸せな気分でした。人生で一番と言って良いほど幸福だったと思います。
今後の話など
ちょっとここまでふざけすぎたので最後くらいは真面目に書かせていただきます。
今でも信じられない話だと思っています。僕は本当に取り柄がない人間で、自己肯定感もなく、ボランティアまがいのことをして生活しているだけです。
そんな僕にも、こうして彼女になっていただける方ができたわけです。
本当の意味で優しい女性って、マジで珍しいと思うんです。それがこうして僕と関わってくれていることがどれだけありがたいことか…
実を言うと、ネットで出会ってこうなるまで1ヶ月も経っていないんですよね。
それなのにこうやって付き合ってるとなると周りからは「誰でも良いのか」「彼女持ちの肩書きが欲しいだけなのか」って思われそうなんですが、そうではないんです。
なんというか、僕って優しい人間にすごい惹かれるんですよね。この優しい人間というのはそれこそ適当なその場凌ぎの優しさなんかではなく、人類全てを愛しているくらいの優しさがある人間が好きなんです。
専門的な話をしますと、本当に出来た人間、人間の心の境地、つまり結論としてはこの『優しい心』だと思ってるわけでして、人間いつかは見た目も能力も劣化しますし、お金だってトラブルがあったら一瞬でなくなることだってあります。
つまり、長期的な関係を見据える、本当の人間関係を築きたいのならば『優しい心』と言うのは必須条件なのです。
しかし、そうはいっても僕がいう『優しい心』、自分の中では『境地』と呼んだりもするのですが、ここに若くして辿り着いている人は非常に少ないです。と言うのも、本来この考え方は60代とかそこらで身に付く思考であり、なんなら死ぬまで気付かない人もいるくらいで、若者が身に付くものではないからです。
自分で言うのもなんですが、僕はこの境地に辿り着いていると思ってます。それには、かなりの時間、経験、勉強を要しました。哲学者のように、頭をめぐりにめぐらせて辿り着いたのがこの思想なのです。
この心を持っている人には、ネットを含め人生で数人しか出会ったことがありません。しかも、自分がその境地に辿り着いていることを自覚している人となると更に絞られます。
僕の彼女は自覚こそしていないものの、優しい心を持っている人間です。個人的な所感ですが、女性でこの心を持っている人は非常に珍しいと思っています。
と言うのも、この優しい心は勉強によって獲得できるものでもあるからで、女性は男性より勉強をする機会が少なく、なおかつ論理型ではなく感情型に脳が作られているので、必然的に少なくなってしまうのです。
また、これは昔の自分にも置き換えられて、僕は昔からなんでもかんでも庇ったり優しくしたりして、周りから「お人好しすぎる」とツッコまれるレベルでした。
つまり、僕は勉強して優しい心を手に入れたタイプではなく、元からその心を持っていて、後から勉強等で自分のこの心の持ちようが正しいことだと知ったにすぎないからです。
今の世の中は、俗にいうホワイト社会の傾向にあります。
ホワイト社会というものは、能力なんかよりも信頼や優しさが評価される時代であって、悪人が排除される世の中のことです。
なぜそんな傾向が現れているのかというと、AIの発展や世界の猛烈な成長により、悪を統制できるようになってきたからです。漫画とかだと話は別かもですが、リアルだと誰だって、悪人より聖人の方が好きですよね。
このホワイト社会の流れに適応できる、それくらい信頼があって、優しさがある彼女はやはり素晴らしい存在です。
また、彼女は僕なんかより圧倒的に複雑な家庭環境を背負って生きてきました。彼女の心情を吐露された時、あまりにもこの世界が残酷で、なんでこんな良い人がそんな目に遭わなきゃいけないのかわからなくて、めちゃくちゃ泣いてしまいました。
そんな劣悪な環境に揉まれながらも、優しさを見失うことなく、弱者という自分を守るのに精一杯なはずなのに、こうやって弱者である僕を助けてくれたのもマジで大好きです。
彼女はどう思っているのか知りませんが、僕はずっと一緒にいたいと思っています。最初はすぐに振られるかなとか、自分のことはわかってもらえないかもなと思っていましたが、すぐにわかってもらえましたし、勘違いだったらマジで恥ずいんですが、愛も感じています。
ここまで好きになれる女性に、僕なんかが会えるはずないと思ってました。でも、こうして会えました。運命なんてもの、久々に、いや、初めて実感したかもしれません。雑魚なので、また書いててガン泣きしてます。。。Twitterで自分の思い全部ぶちまけてしまってます。。。弱さからくる優しさには意味があったんですね。。。
なんか今までの人生が虚しすぎて、既に結婚した人みたいなテンションになってますが、高校時代の僕に現状をぜひ教えたいですね。なぜ自分は生きているのか、学校にも家にも居場所がなく、鬱ではありませんが、生きている意味がわからなかったし、死んでも良いかな〜とか考えることはありました。
でも、こうして夢は叶うし、心の底から生きてて良かったなと。これからも、自分の人生に嘘偽りなしで生きていきたいです。
世間では、恋愛はろくでもないみたいな風潮があります。でも、それは言い訳なんじゃないかなと。誰だって、理解しあえる人を求めているはずです。なんたって、人間なんですから。
周りから見れば。本当に馬鹿に見えると思います。だってまだ出会ってめっちゃ日浅いですし、ちょっと会っただけで相手のことがわかるのかって言われると思います。
でも、なぜかわかるんです。本当にごく一部の人には共感していただけると思うんですが、本当に良い人ってちょっと話してすぐに良い人だなってわかるんです。だから、時間を重ねてとか、そんなの関係ありません。
恋愛は3ヶ月で冷めるとか、付き合って何人目が最高の彼女とか、パートナーに必要な条件とか、世間では恋愛情報みたいなのが飛び交っていますが、そんなデータなんて抜きでいいです。世の中には、データより何より、優先するべきことがあると思います。
今は距離の関係でなかなか会えませんが、それでも「浮気されるかな」「飽きられないかな」とは全く思いません。それくらい信用しています。
お金もないし、情けないし、生活保護だし、カッコ悪いし、それでも彼女は中身を見てくれていて。純真無垢で。本当に、なんでこんな良い人と僕が巡り会えたのか。自分なんかには勿体なさすぎます。
でも、こういう人間は世間一般では良い人間だと気付かれにくく、ビジュアルくらいしか目を当てられない。埋もれてしまうって。ほんと、間違ってますよね。この世の中。
けれども、もしこの世に神がいるとするのならば、努力してこの優しい心を手に入れた、保ち続けた人間同士を、引き合わせ、惹き合わせ、幸福というご褒美を与えてくれるのではないでしょうか。
惚気だって言われても構いませんし、客観的に見てめっちゃ気持ち悪いとは思います。
それでも僕は、彼女のことが大好きです。
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