【ネタバレあり】ドラゴンボール超スーパーヒーローを見てきた感想。DB映画最高傑作かも…

レイジです。
本日、ドラゴンボール超スーパーヒーローを見てきました。
待っていたぜえ!この時をよぉ!
ドラゴンボール超ブロリーを見てからというもの、ドラゴンボールの映画は絶対に映画館で見ると決めていましたが、ついにきてしまいましたね。
思ってたより話題になっていない気がしますが、映画の評判としてはかなり良い模様です。
僕もドラゴンボールシリーズは大好きで、ネットの誰かさんにベジータとあだ名をつけるくらいです。ブロックされたけど
今回はその映画の感想になります。ネタバレはありますが、語りたいことはとことん語るので、よければお付き合いください。
点数をつけるとしたら
評論家でもないし考察力もないのに点数とか言っちゃうのもあれですが、一つの指標として述べます。
警告…
点数は…100点です。
初めに述べておきますが、1万人見て1万人が100点をつける映画なんてものは存在しません。
例えば、バッドエンドが好きでハッピーエンドアンチの人がドラえもんの映画を見たところで高得点をつけるとはとても思えません。
そのため、今回の点数というのはあくまで僕の主観性によるものが大きいです。もちろん、客観的要素も持ち合わせています。「このキャラは個人的にデザインが嫌いだからこの映画は良くない」とか言い出したらたまんないですからね。
さて、ではなぜここまでの点数を叩き出したのかを後述していきたいと思います。
幅広い年齢層で楽しめる
ドラゴンボールのメイン層は小学生くらいのキッズです。
このブログを見ている「ドラゴンボールが好きだ」という人も、小学生時代に一番ハマっていたのではないでしょうか。
そのため、映画を作るとしたら大前提としてこのキッズに最も響く内容にしなければなりません。
しかし、ドラゴンボールは比較的古めのアニメですので、いわゆる中年層も見ています。
そうなると、子供とその親、どちらにも満足できる内容に仕立て上げなければならないわけです。
これはなかなか難しいことです。
子供に受けるようにしてしまうと、幼稚なギャグが多めになったり、小難しい話が展開できなくなってしまいます。
一方、大人は幼稚な展開を見せつけられると興醒めしてしまうことが多いことでしょう。いわゆる子供騙しというやつです。
そのため、今回の映画は子供騙しと捉えられなく、なおかつ子供にウケる作品を作らなければならなかったわけです。
結果を言うと、今回の映画は大人でも子供でも、誰でも楽しめるように構成されていました。
本当に絶妙です。一歩間違えば子供騙しのチープな作品ですし、話に力を入れ過ぎてしまうと子供がついて来れなくなります。
では、その「誰でも楽しめる点」について触れつつ、映画の見どころをお話ししていきたいと思います。
正義と悪
映画のテーマはヒーローです。
ヒーローといえば、正義か悪かでいえばバリバリ正義ポジションです。
正義と悪は、子供からしたら単純な問題です。
暴虐の限りを尽くす、非人道的な行動をする、等の行動は簡単に悪と見做せます。
正義は、強きをくじき弱きを助けるといった感じでしょうか。
そのため、子供は「弱いものいじめはダメで、困ってる人に優しくすることは良い事」だと教わるわけです。
しかし、大人ではこう簡単な問題ではありません。
悪意を隠して接近してくる正義を装った人間だっていますし、戦争だってどちらも正義ととれるでしょう。大人からしたら、「正義とか子供の幻想だろ」って感じです。
そのため、正義と悪をテーマにした作品は、一歩間違えると子供騙しのチープな作品として出来上がってしまいます。もちろん、アンパンマンみたいなのだったらそれで良いのですが、ドラゴンボールは大人にもファンがたくさんいるのでそんな単純だとウケは良くないでしょう。
僕も映画を見る前は、子供騙しの作品なのではないか若干不安だったんですよね。なんたってネットで「対象年齢が下がってる」みたいなコメントを見たので。
アンパンマンをドラゴンボールに置き換えただけだったら、それはもうつまらないわけです。
ドラゴンボールでは本編でも力欲しさに悪に傾倒するベジータの葛藤の様子が描かれるため、そんな映画を作ってしまうことは過去のストーリーに泥を塗ってしまうことになるのです。
しかし、そんな不安は映画を見始めてすぐに吹き飛びました。
まず、今回のテーマである「ヒーロー」は、主人公サイド(悟飯側)がヒーローという意味合いじゃなかったのです。
これはぶっちゃけ驚きました。ドラゴンボールでそういうことしちゃうんだ…と。
もちろん今作品にも悪役は出てきますが、その悪役は決して自分のことを悪だと思っていませんし、騙されて悪側の思考に染められていただけだったのです。
そのため、ガンマ1号は悟飯に対して「自分はヒーローだ。だからこそ悪のお前達に立ち向かう」みたいなことを言っています。
主人公サイドが悪じゃないことなんてドラゴンボールを知っている方なら百も承知だと思うのですが、今回は敵キャラが洗脳されちゃってるんで仕方ないです。
でも、一度はバトルをするものの、今回の敵キャラは本当の悪ではありません。
フリーザやセルなんかはそれこそ完全悪みたいな感じでしたが、今回の敵は、自分の正義に誓って、自分を開発してくれたドクターヘドを信じての敵対だったのです。
そのため、途中で自分が間違っていることに気付き、無事に主人公サイドの仲間につくことになりました。
この「敵が自分の正義を疑う」という展開を作品内に入れてくれたのが素晴らしかったです。
従来のドラゴンボールのストーリーでは、悪役は似ても焼いても食えないような性格のやつばかりでした。ベジータみたいなのも何人かはいますが、大抵は極悪キャラです。
そんな中で、シンプルな「正義と悪」について考えさせられる展開を持ってきたのが凄いのです。シンプルなのが良いのです。
あまりにも踏み入った、それこそ哲学的な話になってくるとキッズは困惑しますし、逆に「悪は悪だよね」みたいなぶっきらぼうな感じだと、大人からしたら「そうはならんやろ」ってなっちゃうので、物凄く線引きが難しいはずなのです。
それをこのような形で昇華させたのは、見事としか言うほかありません。
また、最後のガンマ一号がセルに突っ込むシーンも良かったですね。
あそこまで綺麗に正義のヒーローを体現してくれるのは少年漫画の王道感がありますね。
自分の身を顧みず、仲間のために命を捨てる。これほどわかりやすいヒーロー像を演出してくれるのも、シンプルを推しにしているからなんでしょうね。そもそもスーパーヒーローというタイトルからしてひねりがないですもん。ザ・純粋です。
過去作ネタが豊富
バカみたいに過去作ネタがあります。まぁそうでもしないとネタが尽きちゃうってのもあるんでしょうが、公式から忘れられていると思われる設定や、ブロリーの話も出してくれるのは嬉しかったですね。僕自身ブロリーキッズなので…
過去作ネタや細かいところはもちろんのこと、話の本編にも大きく関わってくる部分があります。
まず、ドクターヘドやレッドリボンに関しては完全に過去作から引っ張ってきましたね。
これについては特にいうことないです。今のドラゴンボール自体、ゴールデンフリーザだったり、ブロリーだったり、焼き直しみたいなことをよくしていますので。僕はこれに関しては特に嫌いではないです。どこぞのキラッとしているアイドルアニメみたいに過去作キャラを大して意味もないのにバンバン出すのと比べたらかなり良心的でしょう。過去作キャラの再登場は、超人気アニメの定めと言っても良いでしょう。
個人的に一番良かった過去作ネタは、セルが瀕死のガンマ2号を踏み潰そうとするシーンと、ピッコロさんの羽交締めです。
過去作ネタがあることの何が良いかというと、ファンであればあるほど楽しめる点です。
皆さんも好きなアニメに別作品のキャラや過去作キャラが出てきたら嬉しいですよね。公式からそのような供給があると、自分がファンであることに対して答えてくれるような感覚に陥るのです。
過去作ネタを楽しめるというのは、自分がその作品を愛していることの証明でもあるので、嫌いな人は少ないんです。
そう言った意味では、過去作ネタをうざくない程度にほどほどに取り入れた姿勢は、大正解と言えるでしょう。
展開がマンネリ化していない
ドラゴンボールには、必ず覚醒シーンがあります。
例えば、クリリンを殺された悟空、人造人間16号を破壊された悟飯、ブルマをはたかれた王子などなど…
あのようなシーンはもはやドラゴンボールの醍醐味です。そもそもサイヤ人はキレないと本気を出せません。
かといって、演出や展開が似たり寄ったりだと流石にひねりが欲しくなってくるところです。
今回の映画でも、映画の主人公である悟飯がキレるシーンは何回かありました。
一回きりの映画で何回もキレてたら「またかよ…」ってなっちゃうと思います。
しかし、実際は全くそのようなマンネリを感じることはありませんでした。
その理由としては、怒りのきっかけにあると思います。
僕の記憶が確かであれば、一回目に悟飯がガチギレしたのはパンちゃんが誘拐された映像を見せられた時で、2回目がレッドリボンのアジトでパンちゃんが痛いよアピールをした時、3回目がセルにピッコロさんがやられそうになった時です。
これの面白いところが、3回ともパンちゃんがきっかけの怒りではないんですよね。最後の最後にピッコロさんを持ってきて爆発させるという。
おそらくですが、これはこの映画の第二のコンセプトである悟飯とピッコロの関係性について押し出したかったからではないでしょうか。(一つ目はヒーロー)
あと、悟飯がキレる時の演出、スーパーサイヤ人2になる時と全く一緒だったんですよね。
その点でも、今回はかなり過去作を意識していることがわかります。
また、ピッコロが傷ついて悟飯が激昂するのは、悟空がクリリンを殺されて激昂するのを意識している感じも読み取れます。
悟飯にとっては、ピッコロはもはや第二の父親みたいな感じですし、その親同然の人が殺されそうになったらキレるのも、非常に感情移入しやすくて良いと思います。
今回の作品、本当感情移入させるのがうま過ぎてビビります。何度もいうようですが、子供でも大人でも感情移入できる丁度のラインを攻めるなんて難しいと思います。
戦闘シーンが良い
ドラゴンボール超ブロリーの作画も凄まじかったですが、今回も負けず劣らずでした。
敵が大きかったのであまりスピード感はありませんでしたが、デカい分重厚感みたいなのは感じられました。敵を大きくしたのは、強大であり巨大な敵に立ち向かうヒーローっぽさを演出したかったんだと思います。
でも、戦闘シーンはちょっとブロリーがやり過ぎちゃった感ありますからね。なんか次元破壊みたいなことしてたじゃないですか。流石にあのレベルの次となると宇宙でのバトルみたいになってきそうなんで「悟空の手を借りなくても地球を守る」がコンセプトになっている悟飯の映画ではそのような展開はキツかったのでしょう。
戦闘シーンの極め付けである魔貫光殺砲のシーンは観客全員が湧いたのではないでしょうか。あれは盛り上がりますよ。なんたって悟飯とピッコロの絆を象徴する技ですから。
僕の考察が勝手に暴走してるだけかもしれませんが、こう見ると結構考えて作られているなぁって常々思います。いや、天下のドラゴンボールの映画なんですから当たり前なんですけどね^^;
パンちゃんが可愛い
マジで可愛すぎてビビっちゃいました。もうこれはやばいですね。
持ち帰りたい、撫でたい、めでたい、ご飯あげたい、もう無理。。。
でも、こいつこう見えておっさんくらいなら軽くぶち転がせるんですよね。そう考えるとやっぱり。。。
すこw

まとめ
簡単にまとめると、DBヒーローは非常に良くできた映画です。万人受け間違いなしです。
戦闘シーンもかなり凝っているため、できることなら映画館で見ることをおすすめしたいです。
初めて映画のレビューをしましたが、なかなか難しいです。言語化能力がないのと、単純に僕の知識不足なのでしょうが、伝えたいことを綺麗に伝えられないというのは悔しいのでこれからもどんどん記事を書いて精度を上げていきたいです。
次の作品は魔人ブウとの戦いになるのでしょうか。
フリーザ、ブロリー、セル、と、ここまでくるともう全部出してきそうですよね。GTとかどうするんだろう、もう公式からあんまり触れない方がいいものみたいに扱われちゃってますよね。
とにかく、4年前にブロリーが公開されたということは、また四年後には魔人ブウが公開されることでしょう。楽しみです。やはりドラゴンボールは伝説ですね。
未だに超を全然見ていないので、余裕があったら追ってみようと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
-
前の記事
【医療業界の闇】メンタルクリニックで出された睡眠薬を服用しまくるのはおすすめしません! 2022.07.19
-
次の記事
【実体験】普通のジムとどう違う?公営ジムに行ってみて感じたメリット、デメリット 2022.07.23
コメントを書く