【炎上覚悟】生活保護の不満点や改善してほしい点について正直にお話しします

レイジです。
生活保護は、現代社会において最強最高のシステムです。
日本に住んでおり、資産や資本を持たない人ならばどんな人でも申請でき、なおかつ毎月十分に生活できるお金が国から貰えるというのは一昔前では信じられない話です。
現に、僕も今こうして生活保護を受けていますが、病院は無料ですし、職場で嫌な上司に謙る必要もないですし、うるさく就労指導されることもないですし、快適な毎日を過ごしております。
しかし、こんな最高の生活保護にも改善点もとい、不満点は存在します。
こんなことを言うと
俺らの税金で暮らしてるくせにふざけんな!現物支給にしてやる!
と、現物支給大好きおじさんにお怒りを受けてしまいそうですが、今回はあくまでも「生活保護で働かずに遊んで暮らすぜ〜!」的な内容ではなく、「こうしたら生活保護を利用して社会復帰できる人が増えるのになぁ」と言う感じの不満点、改善点を述べていく記事になっております。
生活保護の脱出率はかなり低いと思われがちですが、実際ちゃんと計算してみると高齢者が脱出できないだけで若い受給者の脱出率は80%くらいはあります。
ただ、残った20%の若い人は抜けることもなくズル休みみたいなノリでダラダラと暮らしているか、病気や経済環境などで生活保護を利用するに値する人かのどちらかです。
考えていただければわかると思うのですが、生活保護というのはただでさえ風当たりが強く、復帰しても元生活保護ということでいじめられて退職…みたいなこともある上、日本の就職がオワコンで並大抵の気力じゃやっていけないというのがあります。
何を言いたいのかというと、生活保護を受けた再起可能な人は、真っ当に働けるようになるくらいまで能力を磨き、心身の調子を整える必要があるということです。
当たり前ですが、もし生活保護費が月に4万円だけみたいな感じだったら、社会復帰に目指して頑張るところか、飢えを凌ぐので精一杯だと思います。
ありがたいことに、今の生活保護制度は餓えるまでには至りません。
しかし、社会復帰を目指すくらいには制度がうまく出来上がっていないところがあるため、飢えと社会復帰の中間であるダラダラに行き着いてしまうわけです。
生活保護で働いても損するだけだし、どうせ社会復帰できないし、できたとしてもブラックでこき使われるだけだし、なら今のままでも問題ないか、、
みたいな感じになっちゃうわけですね。
しかしです!生活保護制度を上手い具合いじってやれば生活保護の脱出率が上がり、将来的に見て脱出した人が社会貢献をし生活保護を利用していた時の枷を薙ぎ払うくらいの活躍をしてくれることでしょう!
というわけで生活保護に対する不満、改善点を述べていきます。
住宅扶助が少ない
生活保護では住宅扶助が少なく感じます。
例えば、東京(一部除く)では住宅扶助が53700円まで出ます。これは数字のままで家賃が53700円以内のとこだったら住めるということです。
ただ、正直僕はこの金額を少ないのではないかと思ってしまいます。
都内で53700円となると、住める家は当然限られてきます。
足立区の端っことかになれば良い家が見つかるかもですが、足立区は治安が悪くてヤバいです(経験者は語る)
良い感じの、それでいうと都市ガスで鉄骨、よくをいえばコンクリを使った家を選ぼうとしてもなかなか良い家は見つかりません。
僕が知りうる限り、多くの生活保護受給者は防音に悩まされています。
家の防音性能は家賃に直結しやすく、木造、鉄骨、鉄筋コンクリ、鉄骨鉄筋コンクリ…の順で高くなっていきます。

大体の受給者は家賃の関係で木造に住んでいるわけですが、木造の家は防音がゴミなことが非常に多いです。
もちろん、全ての木造建築が防音においてダメと言ってるわけではありません。間取りや壁の厚さなんかも関係してくるでしょう。
しかし、そうは言っても木造は木造。
防音の仕組みは物体の質量において8割が決まるので、軽くてスカスカの木では防音なんてできたものではないのです。
「じゃあ鉄筋コンクリに住めば良いじゃん!」と思う方もいらっしゃるかもですが、鉄筋コンクリは高いんですよね。
もし見つかったとしても、洗濯機が置ける場所がなかったり、プロパン金取りガスだったり、エレベーター無しの高層階だったり、何かしら問題があることが多いです。
そう考えると、結局みんな木造に行き着いちゃうわけです。
でも、生活保護と木造は非常に相性が悪いです。
低い家賃のアパートには基本やばい人が集まりやすいです。
一人暮らし始めたてのパリピ学生、非正規雇用でストレスマッハのおっさん、僕たちのような生活保護受給者…特に生活保護受給者は似たようなアパートに集まりがちなので、お隣両方が生活保護だったなんてこともあり得ます。
生活保護アパートともなるとみんな一日中家にいることがほとんどですので、騒音マンが近くにいるとしたら、下手したら一日中不快な音が続くこととなってしまいます。
また、木造は騒音を立ててるつもりがなくても音が漏れ漏れになってしまう可能性があるのがやばいんです。
レオパレスの騒音問題は有名ですね、納豆をかき混ぜる音が聞こえたり、チャイムがなると三つ隣の部屋から住人が出てくる、みたいな。
運が悪いとそんな物件にあたっちゃう可能性があるわけです。
ただ、家賃が高ければヤバい物件に当たるリスクは抑えられます。なので住宅扶助をあげてほしいわけです。田舎とか更に低くなりますからね。
というか日本の建築法がクソすぎる、舐めてんの?両隣の生活音漏れ漏れで生活できるわけないだろばかアホまぬけ
引っ越しの条件が厳しい
生活保護は住宅扶助が少ないだけではなく、引っ越しも厳しいです。
生活保護で引っ越しするには俗にいう17条件に当てはまらなければ厳しく、当てはまっても程度によって余裕でアウトです。
例えば、「騒音がヤバいので引っ越したい」と言っても大抵は断られます。
僕は生活保護で一度引越しを役所から費用を負担してやらしてもらってますが、それは騒音だけではなくリアルファイトまで起こり得るヤバい環境だったからです。
当たり前ですが、大変な環境では勉強や社会復帰に集中なんてできるわけがありません。
衣食住が揃ってこそ、人間の真価というものは発揮されるのです。
世の中には、本当にこの世の物とは思えない激ヤバハウスが多く存在します。
世の中の大家には家空きまくってるんだから家賃下げろよって言いたくなるところではあるのですが、どうにもあいつらは無駄に強情らしく一向に家賃を下げようとはしません。
日本の家ってなんでこんなに終わってるんでしょうかね、、、日本そのものが終わってるから!w
受給者はストレス耐性が低い人も多いので家くらいはしっかり手配してあげても良いと思うんですけどね。
生活保護の引っ越しに関する詳しいことはこちらの記事をご覧ください。
15000円以上稼ぐと没収
生活保護では就労で15000円以上稼ぐとそれ以上の分はほとんど役所に取られてしまいます。
これを基礎控除と言うのですが、この控除がちょっと厳しすぎる気がするんですよね。
具体的にはこんな感じです。
収入金額区分 | 控除額 |
---|---|
0~15000円 | 収入額と同額 |
15001〜15199円 | 収入額と同額 |
15200〜18999円 | 15200円 |
19000〜22999円 | 15600円 |
23000〜26999円 | 16000円 |
27000〜30999円 | 16400円 |
31000〜34999円 | 16800円 |
35000〜38999円 | 17200円 |
30000円稼いでも17000円くらいしか手に入らないって、損してる感半端なくないですか?
そのため、僕と話す受給者も「取られるのが嫌で働く気にならない」と答える人はほとんどです。
おそらくですが、この控除をもっと緩くすれば脱出率は大幅に上がることでしょう。
しかし、生活保護は最低限度の生活を保証するものなのに、そこらの社員より収入が多くなったり、ズルをしてお金儲けをする輩が現れるのでこのようになっているのでしょう。
でも、これはちょっとやりすぎだと思うんですよね。
僕がもらってる保護費は13万なので、15000円得たとしても145000円です。これじゃはっきり言って大して変わりないですよね。
そのため、50000円くらいまで認めてくれても良いんじゃないかな〜と僕は思います。それくらいならきっとみんな働く気になるはずです。
車が乗れない
これまじで頭おかしいと思います。生活保護は車が乗れません。
これは自分で持つのも禁止ですし、人の車を借りて運転するのもアウトです。
車がなければ、地方の人々は移動手段がなく苦しい生活を強いられます。元宮城県のど田舎住みの僕が言うのですから間違いありません。
車に乗れるだけで、生活保護受給者はやれることが増え結果的に脱出率も上がるはずです。せめて人の車借りるのはセーフにしてほしいところです。
乗車券が不公平
東京民の生活保護受給者には都営交通無料乗車券が渡されます。
これは、都電、都バス、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーを無料で使うことができるカードのようなものです。
でもこれって、東京以外の人は似たようなものないんですよね。バス無料券とか、タクシー無料券とか。
そのため、東京民だけ明らか優遇されてる感が否めないです。
実際、都営交通が無料になるのは強すぎます。
僕は都営地下鉄から徒歩数分の駅に引っ越しましたが、マジで便利すぎて椅子から転げ落ちてバウンドで天井に頭が突き刺さるレベルです。
しかも、東京って歩きだけで基本完結することが多いんです。便利な店は大体近くにあります。
それに比べて田舎はスーパーまで3kmとかザラです。それなのに乗車券の類は何もない、、これはひどいと思います。
生活保護の格差をなくすためにも、都営交通無料乗車券のようなものは全国の受給者に配るべきだと思います。それかいっそ受給者は公共交通機関を全て無料にするのもありですね。
不正受給対策がガバガバ
生活保護は不正受給対策がマジでガバガバです。
僕がやっているわけではありませんが、僕の周りには不正受給をしている人たちがそこそこいます。
おそらくですが、受給者の3人に1人はやってるレベルだと思います。
しかし、誰がどこでどうお金を手に入れたかなんて役所はろくに把握できません。手渡しなんてバレようがありません。
そのため、このようなことが起こってしまうのです。
今では電子マネーのようなものも進んできており、なおさら不正受給はやりやすくなっています。
しかし、公務員はおじさんばっかりなのでこういうハイテクなものにはついてこれません。
なので、今からでも若者の意見を聞き、仕事のスタイルを変えるなりなんなりして、生活保護の不正受給対策をより一層強めるべきだと思います。
あと、たまに僕が不正受給をしているみたいなコメントが寄せられますが、してないですからね。
あんなリスクとリターンが見合わないこと、やる方があたおかです。
生活保護という名前がダサすぎる
生活保護って名前、クッソダサいですよね。
もう、なんか核シェルターに閉じ込められて助けを待っている人なんじゃないかってくらい弱々しい雰囲気がします。
まず、保護って名前がダサすぎです。ニートを見習いましょう。
ニートは働かないでぐうたらしてるጎンቻ製造機なのに、かっこいい横文字がついてます。
生活保護も、それこそベーシックインカムのような、かっこいい横文字が必要です。
少なくとも、生活保護なんてダサい名前であってはいけません。
名前がダサいと、人々から誤解を受けることが多いです、名前にはそれだけ大きな効果があるのです。光宙(ピカチュウ)君を名前からしてやばいと本能的に察知してしまうのと同じです。
あと、ナマポって略語もダサすぎです。ポムポムプリンみたいな名前してクッソ弱そうです。
何かいい略語あったらぜひ教えてください。
ナマポムプリン∪´・ω・`∪🍮
まとめ
多分探したらまだまだあるとは思いますが、思いつく限りではこんな感じです。
生活保護にはまだまだ問題点がたくさんあります。これを改善できればきっと脱出率は大きく上がるはずですし、生活保護を受けて生活せざるを得ない人も辛い思いをしなくて良くなるはずです。
生活保護受給者はこれからガンガン増えていくはずなので、どんどん良い方向に仕組みも切り替わっていくことでしょう。
今は一人一人のデータを紙でまとめてるらしいですが、電子データでまとめたりする方が良いと思います。生活保護受給者専用カードみたいなの作るのとか良いんじゃないでしょうか。障がい者手帳みたいな感じで。
まぁ色々と難しいことではあると思いますが、これから先、生活保護がより良いものになっていくことを願っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
-
前の記事
年収200万で豊かに暮らせる云々なんて考える必要ありません!生活保護を受ければ解決です! 2022.06.27
-
次の記事
なんでもかんでも節約すれば良いわけではありません!良い節約、悪い節約についてお話しします! 2022.06.29
田舎なら無料乗車券なんてあっても無くても変わらん。タクシー無料乗車券でもないとやってらんない。
東京が強すぎるンゴねぇ
クルマに関しては 家賃扶助とのトレードオフでいいんじゃね? 高い家賃出す分にはクルマが絶対必要な立地じゃないからいらないと
もしかして車上生活最強?