年収200万で豊かに暮らせる云々なんて考える必要ありません!生活保護を受ければ解決です!

年収200万で豊かに暮らせる云々なんて考える必要ありません!生活保護を受ければ解決です!

レイジです。

最近「年収200万円で豊かに暮らす」という本が話題になっているようです。

今までも「年収○○万円でも暮らせます!」みたいな本は多く出版されてきました。

ではなぜこれが話題になったのかというと、一番の原因は日本経済に対する人々の不満です。

特に、貧困層はなおさらです。日本が不景気である影響を大々的に受けるからです。

こんなことをいうと「金持ちだって反応するだろ!」みたいに思われるかもしれませんが、大抵は貧困層だと思います。

なぜなら、人間は自分とあまり関係のない事柄には興味を示さないからです。金持ちは不景気になっても基本金持ちです。

しかし、結構意外だったのがこれに対して「生活保護受ければいいじゃん!」と言ってる人があまり見受けられなかったのですよね。

僕は、年収200万なんかで働くくらいだったら断然生活保護の方が良いと思います。

誤解がないように述べておきますが、別に自分がやりたい仕事だったのならば低賃金でもなんでも働いても良いと思います。

仕事は自分の人生を豊かにするためにあるので、それが生きがいだというのなら誰にも止める権利はありません。

ただ、そんな綺麗事がそうそうまかり通るわけもなく、今の日本での仕事というのは嫌々やっている人がほとんどです。

会社がどんな仕事を提供しているのかなんてろくに知らないのに「給料がいいから」という理由だけで面接官に必死に媚を売って入社させてもらおうとするスタイルが、今の日本人です。

正直言って、僕はこのスタイルは間違っていると思います。しかも、給料が良くてやりたくない仕事or給料が悪くてやりたい仕事のどちらかならまだしも、給料が悪くてやりたくない仕事で働いてる人も大勢います。

悲しいことですが、日本での仕事というものは低賃金になればなるほどブラック度合いは酷くなっていきます。例外もあるでしょうが、ごくわずかと言えるでしょう。

前置きが長くなりましたが、なぜ年収200万より生活保護の方が良いのかを一受給者の意見として簡単にお話ししていきたいと思います。

医療扶助の存在

年収200万では、生活がかなりカツカツになると思われます。

真っ当に働いている人は、受給者と違って納める税金が多いです。

そうなると、月の手取りは約15、16万ほど。とてもじゃないですが貯金なんてなかなか出来るものではないでしょう。

そして、カツカツの生活で最も恐ろしいのが病気の存在です。

よほどのスーパーマンでもない限り、人間は定期的に怪我や病に苦しめられることになります。

しかし、月16万ほどじゃ病院なんて高くてそうそういけないなんてことがあり得ます。

現に、僕の家庭は貧困な家庭だったのですが、家が貧乏という理由で体調が悪くても病院に行かないことがありました。

当たり前ですが、お金なんかより健康の方が100倍大切です。

豊かに暮らすも何も、病気にかかっても病院にろくに行けないようではまともな生活ができたものではありません。

ただ、生活保護ならば医療扶助があるため無料で医療を受けられるのです。

この医療扶助、たとえ重い病気にかかり数十万円が治療に必要となっても国に全額負担してもらえます。

これにより、いつくるかわからない病気に怯えながら節約生活をすることは無くなります。

医療扶助は生活保護費の半分を占めると言われています。それだけ生活保護の医療扶助制度というものは便利なものであり、多くの受給者が頼りにしているのです。

 

僕はブラック企業で働いていた時、病院に行くお金が勿体無くて行かないことが多々ありました。
今思うと本当に馬鹿なことをしていたと思うのですが、世の中には当時の僕のような思考の人が多くいるはずです。
そんな人の考えを一新するためにも、年収200万の人は生活保護を受けた方が良いと思います。体さえ生きてれば人生儲け物です。

生活保護は年収が実質240万円

生活保護は年収が実質240万円と言われています。

これは、医療扶助や介護扶助など、生活保護には様々な扶助システムや税金等の免除システムがあるからです。

これを聞くと「年収200万ならワープアの人と同じじゃん」と言われそうですが、こう言ってしまう方は勘違いしていることがあります。

なんと言っても、生活保護は働かなくてもお金が入ってくるのです。

つまり、労働者が自分の時間をお金に変えているところを、生活保護受給者はそれこそベーシックインカムのような形で自動的に入ってくる収入を作り上げてるのです。

生活保護は、別に働いたり、お金を稼ぐ手段を身につけては行けないというルールはありません。

そのため、余っている時間を働く時間に充てたり、お金を稼ぐスキルを身につけるために使えば、かなりの効果が発揮できるはずです。

現に、僕もこうしてブログを書いていますが、これが出来るのも生活保護で自動的にお金が入ってきて時間が作れるからです。

働いていたら忙しくてブログなんて書けたものじゃありません。大きな記事とかになってくると一記事書くのに6時間かかったりしますからね。

どこぞの東大生が言っていましたが、勉強の時給は4万円と言われているくらいです。

そう考えると、身を粉にして低賃金で働くよりも、生活保護で最低限度の生活を保証してもらいつつ、余った時間を勉強に充てるのが良いのではないでしょうか。

生活保護にもデメリットはある

生活保護がワープアにとって神のような制度だとしても、デメリットはあります。

例えば、車に乗れなくなったり、人によっては肩身が狭い思いをしたり、文字通り最低限度の生活しかできない、、、などなどがあります。

また、時間が余っていることが苦痛という人も受給者の中にはいます。

僕はやりたいことがたくさんあるため時間は余っていれば余っているほど良いと思うタイプの人間なのですが、世の中にはニート適性というものがありその適性を持っていない人は時間が余ると鬱っぽくなってしまいます。

もしも生活保護が合わない人でも一生懸命働くなり勉強するなりして保護を抜ければ良いだけだと思うのであまり心配することはないと思いますが、不安な方はあらかじめプランを練るなどして覚悟を決めておいた方が良いかもしれませんね。

結局生活保護で豊かに暮らせるの?

生活保護で豊かに暮らせるかどうかをイエスかノーで答えるのならば、イエスになります。

なぜなら、人生において大切と言われる時間、お金、人、健康のうち、時間と健康の二つが手に入るからです。

年収200万の仕事では、時間も健康も失われる可能性が大です。

ただ、そうは言っても生活保護はあくまで最低限度の生活ですので、豊かに暮らしていくためにはある程度の知識やスキルは必要になってきます。

特に、節約のスキルは必須と言っても過言ではないです。

これがあるのとないのとでは、生活保護での幸福度は大きく変わってくるでしょう。

念の為申し上げておきますが、過度な節約はNGです。例えば、エアコンはつけない!みたいな感じですね。

何事もほどほどが一番ですので、QOLを著しく下げてしまうような節約はやめておきましょう。

ちなみに「節約がマジで嫌いなんだけど」みたいな人もいると思うのですが、ある程度の節約は貧乏にしろ金持ちにしろ一定の幸福度を保つのに必要な要素ですので覚えておきましょう。

ヒカキンさんのような質素な金持ちがいるのはそういうことです。

まとめ

いや、しかし筆者さんも気の毒ですよね。日本が不景気って理由でこんだけ周りからボコスカ叩かれて。

まぁ当の本人は年収200万じゃないのでアレですが、にしても叩きすぎなんじゃないかと、、、思いっきり詐欺みたいな本なんてこの世にたくさんあるのにどうしてこの人だけ、、、それだけ今の日本はギスギスしているってことなんでしょう。

年収200万でも豊かに暮らせる人は本当にわずかだと思います。しかも、そんな状況で働き続けても現状維持止まりの人がほとんどでしょう。

そんなワープア環境から脱出するためには、生活保護を利用するのが一番です。

何も生活保護を受けてクソニートになれと言ってるわけではありません。

生活保護の時間を生かして、自分がやりたいことに取り組んで前進してけば良い話なのです。

当たり前ですが、心身が悪い方は何も考えずにゆっくり休むことを優先してください。もしかしたらそういう人を責める人もいるかもしれませんが、100%責める人の方が間違っています。

最後にこれだけは述べておきたいのですが、働いてる自分に誇りを持つためだけに自分より弱者をいじめるワープアとなるのだけはやめておきましょう。その人もその人の周りも誰一人いい思いはしないので。

ここまで読んでいただきありがとうございました。