【生活保護】無償で3万円!家具什器費の流れ、申請方法について解説します

【生活保護】無償で3万円!家具什器費の流れ、申請方法について解説します

レイジです。

先日、家具什器費の申請をして参りました。

僕はもともと家具什器費について詳しく知らなかったのですが、とある方のアドバイスにより申請へと踏み切りました。ためになるので是非見てみてください▼

 

では早速、家具什器費とは何なのか、対象範囲はどれくらいなのか、どれくらいまで扶助費が出るのか、また、家具什器費と混同しやすい被服費についても解説していきたいと思います。

 

厚生労働省 生活保護法における保護の実施要領について

家具什器費とは?

家具什器費というのは、家具や什器の類の費用を福祉事務所が賄ってくれるシステムです。

「家具や什器って例えばどんなの?」という話なのですが、具体的には、カーテン、食器、ベッド、枕、机、椅子、などなど、対象範囲は幅広くなっております。

家具什器費は、基本的に3万円まで支給され、何か特別な事情がある場合は46000円まで可能です。(東京都 2022年4月時点)これは自治体によって変わるかもしれません。

ここで述べておきたいのが、家具什器費と被服費は別ということです。

被服費は、その名の通り衣服に関する費用で、洋服や学生服、おむつのお金をもらえます。

また、生活保護受給開始時点で布団がない場合は、被服費で布団を賄うことも可能です。

家具什器費が3万円なのに対して、被服費は15000円らしいです。

らしいですというのは、僕自身被服費にお世話になったわけではなく、あくまでも自分で調べた上での情報で語っており、なおかつそれらの情報が発信する人やサイトによって異なるからです。

被服費について気になる方は、ぜひ福祉事務所の方やケースワーカーに聞いてみてください。

 

家具什器費申請の流れ

家具什器費(一時扶助)を申請するためには、福祉事務所に行き、家具什器費について尋ねてみましょう。

すると、福祉事務所の方が家具什器費について教えてくれるはずです。

別に聞く必要はないと言ってしまえばないのですが、一応念には念を入れておくことをおすすめします。

家具什器費を申請するためには、具体的に何について買いたいのかケースワーカーにお話しする必要があります。

そうすれば、よほどのことでもない限りすんなり口座にお金を振り込まれるor手渡しでお金が渡されることかと思います。

また、既に家具類が揃っている方でも家具什器費は申請できます。この場合は、家具、什器類を購入した証拠がなければなりません。

例えば、お店で購入した場合はレシートや、ネットで注文した場合は電子の請求書などです。

生活保護を受けてからそこそこ日が経ってしまっている人でも、もし申請していない人がいましたら、ぜひ家具什器費についてケースワーカーに尋ねてみましょう。

僕の家具什器費の相談の流れ

恥ずかしながらこのようなブログをやっているのにもかかわらず、僕自身つい最近まで家具什器費についてあまり知っていませんでした。

僕は生活保護を受けて三ヶ月ほどなのですが、家具什器費は最初の一ヶ月くらいしか出ないものだと勝手に思い込んでおり、申請をしていなかったのです。

また、ホームレスから生活保護になったのもあり、当初は家具もお金もなく、最初の数日は床で寝て、段ボールをテーブルがわりにしご飯を食べるということをしていました。

そのため、家具を買うまでにそこそこの時間を要してしまいました。この時に家具什器費について知っておけばあのような苦難は避けられました。毎朝背中がバキバキでしたので、、、

僕が家具什器費で買ったものとしては、椅子、机、マットレスで、計29000円です。

これらは2022年1、2月に買ったものです。そして、僕が家具什器費を申請したのは同年の4月です。

なので、僕としては流石に申請するのが遅すぎて無理かなーと思ったのですが、特に何も聞かれることなくすんなり通りました。

提示した購入証明に関してなのですが、僕の場合は全てamazonでの買い物だったので、amazonの購入履歴、請求書を提示しました。

できればコンビニでプリントアウトするなりして持って行った方が良いらしいのですが、特にそんなことしなくても大丈夫でした。

↑これとマットレスの請求書をスマホ越しに提示しました

そして後日、お金を口座に振り込んでくれるとのことでしたが、なんと30000円振り込んでもらえるそうです。

てっきり、3万円未満のレシートを見せたらその提示額の分までしかお金は出ないと思っていたのですが、普通に上限額いっぱいまで出るのですね。

こんな感じで、多少申請が遅れていても何とかなるっぽいので、生活保護を受けてたけど家具什器費についてはよく知らなくて手をつけていなかったという方は、ぜひケースワーカーに相談してみてください。

*追記 なんか実費分しか出ないみたいです^^;ですが、僕のところではそんなことは言及されずに丸々3万円振り込む旨を伝えられたので、後々何か連絡があるかもですし、また、僕が家具無しだったことも踏まえると、3万円の支給は妥当な判断とみなしたのかもしれません。また、メルカリでの購入も取引履歴があれば問題ないとのことです!

家具什器費は知らないと大損!

この家具什器費、とんでもないことに福祉事務所側は教えてくれないんですよね^^;

少なくとも僕の場合は「家具什器費ってのがあるから床で寝なくてもいいんだよ〜」とか全く言われませんでした。

そもそも、家具什器費についてケースワーカーがはっきり把握しているのかどうかすら怪しいです。

家具什器費について知らないと、3万円丸々損してしまいます。3万円があったら大抵の家具は買えますので、絶対に確保したいところですよね。

というか、僕一つ思ったのですが、わざわざ申請しなくても福祉事務所側が受給開始時点で家具什器費を受け取れるよう、システムに組み込んでくれたら良いのではないでしょうか。

だって、ぶっちゃけこれ誰でも通りますし、わざわざ申請する意味合いを感じないんですよね。

単純に知らない人は損するだけという、、、僕は役所側の人間ではなく、受給者なので傲慢なことはいえませんが、流石に無一文から生活保護をスタートした方々が、僕みたいにしばらく床で寝ることになったりしたらあんまりだと思うので、是非そこのシステムを何とかしてもらいたいものです。

まとめ

以上、家具什器費についての話でした。

家具什器費を知らないだけで3万円を失ってしまいますし、生活の質にも大いに影響が出てしまいます。

生活保護をこれから受ける人でも、既に生活保護を受けていて家具什器費の申請をしていない人も、是非ケースワーカーに相談してみましょう。

また、紹介しそびれてしまいましたが、臨時特例つなぎ資金についても把握しておくと良いかもしれません。こちらはお金を貰えるわけではなく、あくまで借りるもので返済の必要がありますので注意しましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。