把握するのはこれだけ!体も心も健康な人の生活保護申請時の立ち回りについて解説します

把握するのはこれだけ!体も心も健康な人の生活保護申請時の立ち回りについて解説します

レイジです。

YouTubeのコメント欄で

「自分は体も心も健康なのですが、生活保護を受けたいです。どうすれば良いですか?」

という質問をいただきました。

今回はそれについて詳しく解説していきたいと思います。

第一章

総則

(この法律の目的)

第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。

(無差別平等)

第二条 すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる。

生活保護法

生活保護は基本的に通ると思っていい

生活保護の申請の際には、手持ちのお金と貯金を合わせて75000円以下にしておく。

これさえ把握してれば問題ないでしょう。

なぜならば、生活保護を申請する際に貯金が最低生活費の半分以上ある場合、初回の生活保護支給金額から、最低生活費の半分を超える金額については減額されるからです。

ただ、これは単身世帯の生活保護申請の話で、複数世帯の場合は最低生活費が変わってくるので一応頭に入れておくといいかもしれません。

生活保護は国民の権利なので、条件さえクリアしていれば通ります。

それこそ、親が富豪だったり、特殊な事情がない限りは通ると言えます。

ただ、そんなことを言っても、生活保護に馴染みがない方にとっては、なかなかハードルが高いと思います。

病気や障害を患っている人であったら、「自分は社会で働いていけないから」というだけでOKです。

病気や障害があっても生活保護を却下してきた場合、どう考えても役所側が間違っていますが、そんなことを言っても最終的な判断はこちら側ではなく、あちら側にあります。

そのため、病気や障害を患っている方が断られた場合は、粘ってみたり、別の役所で申請してみたりといった工夫が必要です。

そもそも、役所側が生活保護制度を把握していないことなんてザラにあります。

生活保護は借金を返せないだとか、扶養照会が必須だとか言ってくるケースワーカーがこの世にはいるらしいですが、これらは全部間違いです。

なので、あちらがダメだと言ったから、自分が生活保護を受けてはならない人間なんだと諦め、病気や障害を抱えてまで無理に働く必要はありません。



 

体も心も健康な場合、どう申請すればいいの?

さて、本題です。

生活保護は、元はと言えば働きたいけど働けない人や、病気で体が動かない人などのために用意された制度です。

しかし、それは表向きであって、実は生活保護はただ国民の暴走を止めるためであったりするのですが、その話は別の記事でしてあるので今回は省略させていただきます。

では、体も心も健康な場合の申請についてなのですが、二つご紹介します。

強気に申請する

生活保護は健常者が申請しても通ってしまうくらい、現状の生活保護は緩いです。働けない証明や、貧困で困っている証明なんて言えません。

では、強引に申請とはどのような方法かと言いますと、例えば

「生活保護の申請は国民の権利だ!健康でも問題ないはずだ!受理してくれないなら警察を呼ぶぞ!」

といった感じで、ゴリ押しします。

確かに、申請は通り、生活保護は受理され無事受給できることでしょう。

しかし、この方法はあまりおすすめしません。

ひろゆきさんや、東大生生活保護受給者のにーちゃさんは、この方法をおすすめしています。

けれども、この申請方法は、かなり人を不快にさせてしまいます。

一部の人は賢い人だと思うでしょう。しかし人間という生き物は、社会性、倫理観などを重視する生き物です。

生活保護は困っている人のためという思想が根付いている現代でこのような方法で申請してしまっては、周りからの印象はかなり悪くなると予想され、担当のケースワーカーにも嫌われる可能性大でしょう。

ケースワーカーは、生活保護を受給している人にとって、ずっと付き合っていく人です。

そのような人を敵に回してしまうと、かなり厄介だと言えます。

また、損得なしに、人に不快感を与えることはできるだけ避けて生きていくことが賢明です。これは、勉強をすればわかることです。

「じゃあどうやって申請すれば良いんだよ」と思われる方もいらっしゃると思います。

では、僕がおすすめする二つ目の方法をご紹介します。

嘘をつき、演技をする

嘘をついて、演技をします。道化師になるのです。

どのように演技をするのかという話ですが、申請する人の人格に関係なく、ネガティブな人を演じます。

例えば「自分は社会では生きてはいけない。ダメな人間だ。障害もあるかもしれない。うつ病かもしれない。もう死んでしまいたい」

と言ったように演技をしましょう。

「家を追い出された」というのも便利です。もしもこの方法を使う場合、家族の同意を得られる方は、あらかじめ話しておいた方がいいかもしれません。

これは、ぱっと見はかなり悪いことに思われるでしょう。

しかし、この方法が実は一番win-winな方法なのです。

先ほどの強引に申請する方法の一番のデメリットが、人に不快感を与え、印象を悪くしてしまうことです。

ただ、こちらの方法ならば、相手の同情を誘うことができます。

人は、同情すると気持ち良くなります。人に気を遣い、寄り添うことにより、三大幸福物質の一つである、オキシトシンが分泌されるからです。

相手は幸福物質により気持ち良くなり、こちらは生活保護が通る。罪悪感は芽生えるものの、これが一番合理的な方法と言えるでしょう。

また、うつ病や障害を持ってもいないのに、それを騙るのは、本当に精神病で悩んでいる方に対して、非常に不謹慎であり、ひどい行為だと思います。

ただ、この方法が一番合理的であり、人が傷つかなくて済むのです。事実、僕もネガティブな人間を演じ、申請をし、いまだにケースワーカーにはネガティブキャラを突き通しています。どうか、お許しください。


なぜ健康でも生活保護が受けられてしまうのか?

「権利だから」の一言で終わらせるのはあまりにも大雑把なので、少し詳しく解説することにします。

生活保護は、捕捉率が低いです。

本当に生活保護を受けるべき人が、世間の目や偏見、プライドを気にして、受けられていないのが現状です。スティグマというやつです。

そして、受ける人が少なければ、定員数に空きができます。そして、空きが出ると、大して困っていない人でも生活保護を受けることができてしまいます。

例えると、受験でも定員割れがあると、点数が低くても受かったりしますよね。それと同じです。

おそらく、これからの日本では大きく生活保護受給者が増えていくと予想されます。

そうなると、健常者が生活保護を受けるのは困難になると予想され、仮に受けにくくならないとしても、日本の不景気は変わらないので、生活保護費の削減などがなされる可能性があります。

そのため、健康でも生活保護を受けたいという人は、なるべく早く行動することをおすすめします。



生活保護は何度でも申請可能

この記事を読んでいる方の中には

 

昔生活保護を受けていたから、二回目も通るかわからない…

訳あって生活保護が廃止になったけども、再度申請して通るのかわからない…

という方もいるはずです。

しかし、それは全く問題ありません。

生活保護は何度でも申請されますし、受理されます。

その証拠として、二回目の生活保護を申請し、受理された記事も書いていますので、興味があれば見ていただけると幸いです。




まとめ

いかがでしたでしょうか。人によってはかなり不快に感じる内容だと思います。大変申し訳ありません。

余談ですが、今回質問をくれた方は未成年で僕と同い年らしいです。文章から非常に聡明なお方なのだと感じました。

生活保護を受ける方で、このような賢くて若い方が増えていけば、きっと生活保護の偏見が消え、捕捉率が上昇し、ましてやより良い日本の発展に繋がると考えています。

働きたくないと思うことは悪いことではありません。

特に、未成年の方は、日本が不景気で傾いているのを目前にしています。

そして、ブラック企業の過酷な労働、貧困ビジネスなどにより、社会人が過労死したり自殺をするような様を見せつけられているのですから、働く気にならないのも当然です。

しかも、今の日本は個性が認められず、ADHD、ASD、HSP等の人と一風変わった方は、非常に苦しい思いをしています。最近では徐々に理解が深まってきたようですが、正直なところ、まだまだ世間にはよく知られていないと思います。

このまま周りのいうことに従って、自分では何も考えずに日本が用意したレールの上を沿って生きていくようでは、かなりの確率で不幸な人生を送ると言い切れます。

なぜならば、日本は低迷しているからです。あなたは、道がわからない人、道に迷っている人に道を尋ねようと思いますか?


日本経済 実質GDPの見通し


そんな日本で、「無理にでも働け」と言ってくる人たちは、人を地獄に落とそうとしている悪魔です。

働きたくなったら、働けばいいのです。

生活保護を受けたからといって、働いてはいけないというルールはありません。

また、人の元で働かずとも、僕のようにブログやYouTubeなどで発信するのもありです。アニメの感想を書くでも、おすすめの漫画を紹介するでもなんでもいいです。

何かしらの行動をすれば、あなたは社会に貢献しており、お金は生み出さずとも、仕事をしていると言えるでしょう。

以上、生活保護の申請の立ち回りについてでした。生活保護は申請を却下されても何度でも再申請することが可能ですので、もし落ちた方でも諦めないでください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。