ニートの苦難を描いたアニメ、「NHKにようこそ!」を見ました!

「凄く巨大で逞しい蛇が海に潜り、黒光する立派な銃を撃ちまくって、林檎に太くて長い剣を突き立てた。」
これを女性に言うとめちゃくちゃモテるらしいですよ、レイジです!
さて、今回はアニメの話です!
非常に面白いアニメを見つけてしまいましてね、なんと、リアルなニート生活を描いたアニメです。ジャンルはヒューマンドラマです。
できるだけネタバレを避けて語っていくので深くは語れないのですが、ニートの、孤独、生活、お金、親との関係、友人関係、将来に対する不安、自殺してしまいたいほどのやるせなさなどを如実に表しているアニメだと思います。
ニートに限らず、さまざまな人におすすめしたいアニメです。
では早速、どんなアニメなのか、また、感想などを具体的にお話ししていきます!

簡単なあらすじ
主人公のニート、佐藤達広は、大学を中退してからというものの、引きこもりを3年間続けているエリート引きこもり。勉強も働きもせず、自堕落な生活を続けています。
しかしある日、公園でとある女の子と出会い、その女の子と共に社会復帰を目指していく、と言った感じです。
ここで指すNHKとはあの受信料で有名なNHKではなく、日本ひきこもり協会の略です。
また、このアニメ自体、大学中退で引きこもり経験のある作者によるもので、実体験も結構元にしているんです。なので感情の描写がわかりやすいのかもしれませんね。
「NHKにようこそ!」は、滝本竜彦の小説。大学を中退した引きこもりの青年と、それを救うことが目的という少女を軸に、引きこもりの葛藤する姿を描いた作品。
wikipedia
ニートのリアルな日常
ニートは楽、なんて思われがちですが、実際はそうじゃないことがよくわかります。
家族に面倒を見てもらえなければ死んでしまう、人とまともにコミュケーションも取れない、世界が狭く感じてしまう、孤独、将来への不安、などなど、ニートには多くの問題があることが多いです。
実際、主人公もニート生活を満喫しているというより、ニートから脱出したいと思っています。
しかし、なかなか外に行くことはできない。人が怖い、働くのが怖い、自分は人に馬鹿にされている、いらない人間なんだ、と思っています。
毎日のほとんどは寝ているだけです。
いきなりですが、有名なニートの名言に、こんなものがあります。
「ニートは夏休みの最終日がずっと続いているようなものだ。」と。
行動しなくちゃいけないのはわかっている。この生活が永遠に続かないこともわかっている。でも行動できない、いつ終わりが来るのだろう…と悩む日々。
こう聞くと、ニートが必ずしも楽とはなかなか言い難いですよね。
主人公の知り合いのニートは、餓死寸前まで追い込まれてしまうことも。
餓死寸前まで追い込まれたニートは、一体どんな行動を取るのか。
ニートの生活、心理を知りたい方は一見の価値ありです。
自殺をする人間の心情
主人公はニートで、人生に絶望しています。そのため、自殺を考えることもあります。
また、主人公の周りにも自殺を考えているキャラクターは多くいます。実際、主人公は知り合いと共に自殺オフ会なるものに行ったりします。
しかしそこで主人公は、自殺が何たるものかを知ることになります。
自殺なんて、そうそう簡単にできるものではない。
主人公一同は飛び降り自殺をしようとしますが、仲間の一人が「やっぱり無理だ!」と泣き叫びます。
人間の本心である、生きたいという気持ちに逆らうのです。そうなる気持ちもわかります。
その仲間の様子を見て、主人公一同は改めて死について考え、
「人間は、一時の感情で自殺してしまう。」と仲間の一人がいいます。
これはその通りです。人生は様々な生き方があります。
実際、このセリフは主人公の行動そのものを体現していて、主人公は「自殺なんてやめようぜ!」と仲間に呼びかけたと思ったら、ヒロインの子にちょっと悪く言われただけで「死んでやる!」と言ったりします。
主人公の仲間もそんな感じです。仲間の一人は、彼氏に捨てられそうで死にたいと思っていましたが、結婚の申し出をされた瞬間、急に「自殺なんてクソだ!」と言い出しました。このシーンは非常に考えさせられましたね。人間を動かす感情の力というものはとてつもないものなんだと。
結局彼らは自殺オフ会をするものの、自分達の考え方が浅はかだったことに気付くのです。
「自殺をすれば悲しむ人がいる。」と仲間の一人がいいます。綺麗事かもしれませんが、その通りです。
また、主人公の友人は「無意味でもいいから、生きている証を残すんだ」と語っています。
何が言いたいかというと、人間の感情、行動、言動なんてコロコロ変わるものなんだなぁと。改めて思い知らされましたね。
そういえば僕も自殺を考えた時、友人に止めてもらったりしたっけ。僕の行動力ならやりかねなかったので結構危なかったですね^^;
価値がない人間なんてない
このアニメでは、価値がない人間なんていないということを語っています。
例えば、ニートは人から蔑まれがち、見下されがちです。
しかし、そんなニートの方はいるからこそ、社会人の皆さんは「俺はあんなニートにはならない、俺の方が凄いんだ」と優越感に浸ることができます。
優越感に浸っている人間は幸福です。つまり、ニートは生きているだけで社会に貢献しているようなものなのです。
そもそも、生きている価値とはなんなのでしょうか。生きていることに価値を見出すこと自体、僕は間違っていると思いますね。
自分だっていつそうなるかわからない
主人公は、ニート期間に学生時代の同級生、先輩に出逢います。どちらも学生時代は優秀な人間です。
しかし、同級生はマルチ商法に手を出していたり、先輩は早稲田に進学するほどのエリートなのに陰謀(精神疾患)に悩まされています。
何を言いたいかと言いますと、自分がいつ落ちぶれるかなんてわからないということです。
僕は、小学生の頃はまさか、こんな実質ニートみたいな、生活保護受給者になるなんて思ってもいませんでした。
「◯◯は将来ニートになりそうだよな!w」とか友人に言ってましたが、自分がなるとは。
しかし、世の中わからないものです。エリートマンが急に職を失ったり、資産家が離婚したり、一見優秀に思えてた人が自殺しちゃったりとかザラにあります。
この記事を見ているあなただって、いつそうなるかわかりません。そんな世の中だからこそ、底辺と言われている人間を見下すことなく、思いやる気持ちが大事なんじゃないでしょうか。
僕が気に入ったセリフ集
僕が気に入ったセリフをあげていきます。
「ドラマには起承転結があって、感情の爆発、結末がある。僕らの日常は、うすらぼんやりとした不安に満たされているだけ」
これは主人公の友人のオタクくんのセリフです。オタクなのに生意気なせいで友達が少なく、人生がうまく行ってないように思えるオタクくんです。
だからと言って、それを悲観的に捉えすぎたりはしない。
「そんな不安に満たされている自分達でもいいじゃないか、ドラマチックじゃなくてもいいじゃないか」と言っているのです。心に沁みますね。
次のセリフです。
「結局のところ、問題は何一つ解決しちゃいない。俺たちは、これからも毎日ダメだダメだと呟きながら生きていくんだろう。だけど、そう。いつまで持つかはわからないけど、できる限りはやってみるさ」
これは最終回の主人公のセリフです。自分の弱さは結局克服できていない。人も怖いままだし、臆病なのも治っていない。
ただ、そんな自分でも、できる限り、自分なりに頑張って生きていこうということを語っています。これは今までの主人公の悪戦苦闘を見ているととても心に沁みます。
このアニメ、主人公のやることなすことほぼ全て失敗に終わりますからね。
それでも「そんな自分でも精一杯頑張ってやる」という気持ちになった、主人公の成長ぶりが伺えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ぜひ、この記事を見て気になった方はアニメを見ることをお勧めします。
ただ、このアニメはハッピーエンドではありません。俺たちの冒険はここからだエンドなので、そこだけ注意しておきましょう。
僕、実を言うとこのアニメ、小学生の頃に見ているんですよね。
ただ、あの時は正直このアニメを見ても全く楽しめませんでした。ニートが餓死しそうになるシーンと自殺のシーンだけは衝撃的で記憶に残ってますね。というか小学生でこんな人生について考えさせられるようなアニメ見てもわかるわけないですねw
また、このアニメ、なんと新シリーズが最近出たとか。
その名も「新NHKにようこそ!」らしいです。
確か小説かな?詳しくはあまり調べていないので、もうちょっと調べたのちに買いたいと思います。
というわけで、ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に、、、、、、
岬ちゃん僕のところにも来てください!お願いします!お願いします!猫耳コスプレでお出迎えしてください!!ご飯作りに来てください!!!お願いしまあああああああああす!!!
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