未成年が生活保護を受給し、一人暮らしを始める方法【実体験あり】

未成年が生活保護を受給し、一人暮らしを始める方法【実体験あり】

レイジです。

諸事情により、生活保護を受給しようとしてる方へ。

生活保護は誰にでも受ける権利があります。あなたの人生はあなた自身が決めるべきなのです。

ここでは、未成年で生活保護を受給している僕が実体験を踏まえ大まかなやり方をお話していきます。

*前提として、働きたくない、働けない、自由になりたい、無職になりそう、現在無職だ、といった方々に向けてお話ししています。

まずは都会へ!

今回の記事では、単身世帯、つまり一人暮らしで生活保護を受ける方法についてお話しています。

もしも家族と同居している方は、生活保護を受けようとしているくらいですから、おそらく身体的、精神的、金銭的虐待のどれか、もしくは複数を受けていることでしょう。

そんな方は、一刻も早く家から出たいはず。我慢せず、家から出ちゃってください。

行先として、まず、東京or大阪に行きましょう。

理由としては、生活保護は地域差が激しいためです。

東京と大阪はお金が多くもらえ、福祉のサービスが手厚いです。

逆に地方(田舎)は、お金があまり貰えず苦しい生活を強いられる可能性が高い上に、福祉のサービスも受けにくい可能性があります。元々東京や大阪に住んでいる方はラッキーです!

持ち物としては、未成年は数日ネカフェ生活になると思われますので数日分の着替え、日用品、スマホ、財布(3万円ほどあれば充分)くらいで問題ありません。

世渡りがうまい人ならば一文なしでも問題ないでしょう。泊めてくれる人を探せば問題ありません。人に頼るときはなるべく親切そうな人を頼りましょう。繁華街や歌舞伎町には近づかないことをお勧めします。


 

家を探そう!

問題は、家の確保です。ここでパターンが大まかに二つあります

NPOを頼るor自分で家を契約する です。

未成年の方はNPOに頼ってください。基本、子供一人では家は契約できないです。信用がないからですね。

また、NPOに頼るといっても家を借りる際は親の同意が必須ですので、一人でも良いので話がある程度通じる家族を作っておきましょう。

成人の方は一人で家を契約できるためどちらの方法でも良いのですが、僕としてはNPOを頼ることをお勧めします。

なぜかというと、基本的に生活保護を受ける前提で手配してくれるため、大して知識がいらないんです。

お願いすれば、生活保護の申請に同行してくれたりもするので非常に頼りになるでしょう。

もちろん、生活保護について詳しい、自信があるということならば、選択肢の幅が広がるため一人で借りることをお勧めします。

また、家を探す余裕があるならこちらの記事を参考にして、なるべくいい家に住みましょう。


NPOにはどうやって頼るの?

インターネットで「生活保護 NPO」「家がない 未成年」など様々なワードで調べ、とりあえず手当たり次第当たってください。また、ジモティーを利用して家を探してみるのもお勧めです。たまにNPOが顔を出してます。

また、手当たり次第当たるとその後連絡が来るかと思いますが、信用できるNPOを選びましょう。

貧困ビジネスを目的としてるようなNPOもありますし、まるでゴミのような扱いをしてくるNPOもあります(実体験)。ここが一番大変ですが、ここを乗り越え理想の団体に巡り合えば勝ったも同然です。頑張りましょう。

ちなみに僕が利用していたNPOはかなり酷かったですw


家が見つかるまではどうするの?

NPOに頼れば、成人の方はその場ですぐに家を確保できます。

ですが、未成年は親権同意書が必要です。

手間ですが、親権者にサインしてもらう必要があります。インターネットからダウンロード出来ますし、よくわからない場合はNPOから原本をもらえるはずです。

郵送元はNPOの住所を使い、家族に送りましょう。よほどではない限り1週間以内には送り返してくれます。親がサインしてくれない場合、 NPOに相談してみましょう。シェルターなりなんなり、別の対応策を考えてくれるはずです。

サインをしたら、未成年の方は1週間ほどなんとかネカフェで耐えましょう。近くに頼れるNPOがあったらそちらを優先的に頼ってください。

また、睡眠と食事だけはしっかり摂ってください。僕がホームレス時代お世話になった代々木駅前のネカフェのリンクを貼っておきます。

ここは横になって寝られる上、シャワーも自由に使え、洗濯機もあり、料金も安く、なおかつライス、カレー、卵食べ放題なのでかなりコスパがいいです。


生活保護が受けられる人の条件

ここは少し難しい話なので、未成年の方は理解しなくても構いません。

まず、未成年の方にはあまり関係ない話だとは思いますが、生活保護は一定の資産を持っていると受けることができません、

詳しいことはこちらの記事で。とりあえず、生活保護の申請の際には、手持ちのお金と貯金を合わせて75000円以下にしておく。

これさえ覚えておけばOKです。まぁ、こんなお金を持ってる未成年なんていないと思いますが念のため。

また、未成年が生活保護を受けられるソースについてですが、生活保護法や厚生労働省(通知)にて「未成年者は単身で生活保護を受けてはいけない」のような記載がないことが第一に挙げられます。

次に、よく挙げられがちな扶養義務についてです。

第4条  民法(明治29年法律第89号)に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする。

 

厚生労働省 生活保護法

これを見ると、未成年者とその親はかなりの生活保持義務関係にあるため、未成年が単身で生活保護を受けようとなると、福祉事務所は親が扶養義務を履行できるかどうかを徹底的に調査します。

まぁ、当たり前ですよね。子供の面倒は親が見るもの、子供の責任は親の責任というのが、今の日本なので。

ただ、未成年で生活保護を受けようとするなんてのは、親が虐待しているであろうことが読み取れます。

しかし、こちらの厚労省の通知で、扶養義務の履行が明らかにできないであろう場合は、扶養照会を行わなくていいことが述べられています。

まとめ

おすすめの方法を簡単にまとめます。

家を出る

東京or大阪に着く

NPOを探し、話し合う(成人の方はこの段階で家を確保できる)

NPOに親権同意書を渡す(もしサインがもらえなくとも大丈夫)

家確保&案内

生活保護申請(一人でも問題ないですが、NPOの方に同行してもらうことができれば心強い)

生活保護受給

様々な方法がありますが、どうしても自分一人ではできない、怖い、という方は、とりあえずNPOに頼っておきましょう。僕のところは家具や食べ物なんかも提供してくれました。

極論、こんな回りくどいことをしなくても今すぐ家を出て生活保護申請書を役所に出すだけでどうにかなってしまう可能性だってあります。

現在の生活に満足がいっていない方は、ぜひ生活保護を利用することを視野に入れてみてください。

また、生活保護の申請方法を詳しく知りたい方がいましたら、僕の体験談でも見ていってください。